高砂市長選告示 新人2人の一騎打ちに
2020/03/29 17:10
高砂市役所
兵庫県高砂市長選と同市議補選(欠員1)が29日告示され、市長選には、ともに新人で元市議の北野誠一郎氏(58)と元高砂商工会議所副会頭の都倉達殊氏(60)がいずれも無所属で立候補した。投開票は4月5日。
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現職の登幸人市長(69)は今期限りの引退を表明した。同市は臨海部への企業進出で発展してきたが、1998年の約9万9千人をピークに人口減少が続いて現在約9万人。周辺自治体への流出が目立つ。医師不足と赤字解消が課題となっている高砂市民病院の経営改善や、主要駅周辺の整備を争点に論戦が展開される。
市議25年の実績を強調する北野氏は、教育や医療福祉分野の施策を重視することを掲げる。都倉氏は民間の経営経験を生かし、行政にスピード感とコスト感覚を取り入れると訴える。
北野氏の市議辞職に伴う市議補選には、維新1人、無所属2人の新人計3人が立候補した。(若林幹夫)