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新型コロナウイルス感染予防のため、タブレット端末やスマートフォンで社長の訓示に見入る新入社員ら=1日午前、伊丹市藤ノ木2、TOYOTIRE本社(撮影・後藤亮平)
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新型コロナウイルス感染予防のため、タブレット端末やスマートフォンで社長の訓示に見入る新入社員ら=1日午前、伊丹市藤ノ木2、TOYOTIRE本社(撮影・後藤亮平)

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中で新年度を迎えた1日、全国の企業や官公庁で入社式や入庁式があった。兵庫県内では事前収録した社長訓示の映像を見たり、テレビ会議で行ったりする企業も。県庁は開式までマスク着用を義務づけるなど、新社会人には異例の門出となった。

 伊丹市に本社があるTOYOTIRE(トーヨータイヤ)では、新入社員37人が3カ所の会議室に分かれ、事前に収録した清水隆史社長の訓示をスマートフォンなどで視聴した。

 従来の入社式は全新入社員が一堂に会する集合形式だったが、感染予防のため見送った。営業職の中沢望さん(22)は「大学の卒業式も中止となり、社会人になった実感はまだ少ない。気持ちを切り替え、まずは社会人の基礎を固めたい」と気を引き締めた。

 住友ゴム工業(神戸市中央区)では、事務・技術系の計77人が本社と中央研修所(三田市)に分かれて出社。本社に集まった約40人は300人規模の大会議室に間隔を空けて座り、大スクリーンで社長の訓示を確認した。三田市に工場を持つ生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)は、宮城県内の入社式会場と国内外の拠点をテレビ会議システムでつなぎ、同時中継した。

 産業用ベルトメーカーの三ツ星ベルト(神戸市長田区)は、例年ホテルで開く大規模な入社式を縮小して本社で行う予定だったが、新型コロナウイルス感染症の現状を考慮し、31日になって中止を決めた。1日、垣内一社長が新入社員26人へ、「試練の年になる。情熱を持ち続けて」と呼び掛ける文書を出した。

 兵庫県の「新規採用職員辞令交付式」は、神戸市中央区の県公館で開催。新入職員に開式前のマスク着用を義務づけた。式典中の着用は任意だが、新入職員約260人はマスク姿のままだった。

 県は席の間隔を従来より広げ、会場内で手のアルコール消毒を徹底。海外渡航から帰国後2週間を経過していない新入職員1人は無症状だが、式への出席を自粛させた。飛沫感染予防のため集団での国歌斉唱はせず、辞令で名前を読み上げる際の返事も取りやめた。

 井戸敏三知事は「新型コロナウイルス感染症で厳しい時期だからこそ努力を重ね、皆さんと乗り越えたい」と訓示。新入職員は神妙な面持ちで聞き入っていた。(大島光貴、藤井伸哉)

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