発熱で相談も該当しないと様子見促される 尼崎の感染男性
2020/04/02 21:55
尼崎市役所=尼崎市東七松町1
兵庫県尼崎市は2日、同市に住む40代の男性会社員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。感染経路については「思い当たる節がない」と話しているという。
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市によると、男性は3月30日に39~40度の発熱があり、市帰国者・接触者相談センターに相談したが、厚労省が感染の疑われる症状とする「4日以上の発熱」に該当しないとして様子を見るよう促された。しかし2日後の4月1日も高熱が続き、改めて同センターに相談すると医療機関に受診するよう勧められたという。
市内の医療機関を受診したところ、肺炎の症状が認められて検体を採取し、2日に陽性と判明した。
男性は市外に職場があるが3月30日から自宅で待機し、容体は安定していて熱も下がりつつある。同居者の1人が頭痛を訴えているという。(大田将之)
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