毎日放送取締役が死去 新型コロナに感染

2020/04/09 20:56

国立感染症研究所で分離された新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真像(同研究所提供)

 毎日放送(大阪市)は9日、新型コロナウイルスに感染していた同社取締役の岡田公伸氏が同日、心筋症のため、兵庫県西宮市内の病院で死去したと発表した。60歳だった。 関連ニュース 三菱電機社員の2人はスナックで感染 新型コロナ休校中に生徒呼び出しキス 中学臨時教諭 内閣官房職員、飛び降り自殺か 新型コロナ中国帰国者受け入れ先施設

 岡田氏は同市在住。同社によると、3月26日午後からせきが出て、翌27日は自宅で休養。一時症状が収まって出社したものの、31日午後に念のため早退して保健所に連絡した。4月1日に発熱。4日に西宮市内の病院で肺炎と診断されて入院し、検査も受けた結果、7日に陽性と判明した。
 同氏は早稲田大学を卒業後、1983年に入社して制作局の次長や局長などを歴任し、昨年6月から現職。アナウンサー室や制作局、東京制作局を担当していたという。(伊丹昭史)
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