中央市民病院の入院女性が感染 感染者と同フロア

2020/04/09 23:41

新型コロナウイルスの感染について会見する神戸市や中央市民病院の幹部ら=9日夜、神戸市役所

 神戸市は9日、感染症指定医療機関である中央市民病院(神戸市中央区)に入院中の70代女性が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。この日発表された19人のうちの1人で、女性は軽症。 関連ニュース 三菱電機社員の2人はスナックで感染 新型コロナ休校中に生徒呼び出しキス 中学臨時教諭 内閣官房職員、飛び降り自殺か 新型コロナ中国帰国者受け入れ先施設

 女性は別の疾患で3月から個室に入院。同じフロアには新型コロナの感染者が入る個室もあるという。女性は1カ月近く面会禁止の状態で、自力でも動けないため、医師や看護師ら病院職員以外とは接触していないという。女性と接する病院職員の中には、新型コロナ感染者と接触のあった人もいたという。
 同病院は、女性が発熱した8日以降に接触し、自宅待機とする十数人を含め、医師ら職員約70人にPCR検査を実施。施設の消毒を行い、10日以降も通常通り業務を行う。女性の発症前14日間に、同じ病棟に入院していた他の患者13人もPCR検査を受ける。
(初鹿野俊)
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