竹灯籠の大震災追悼行事に尽力 山川泰宏氏が死去
2020/04/12 16:52
阪神・淡路大震災の被災者らでつくるボランティア団体「神戸・市民交流会」の元事務局長で、追悼行事で竹灯籠を並べる活動を続けてきた山川泰宏(やまかわ・やすひろ)氏が10日午後0時25分、肺腺がんのため兵庫県西宮市内の自宅で死去した。82歳。告別式は13日午後1時から、大阪府豊中市中桜塚4の10の27、日本福音ルーテル豊中教会で。喪主は長男雅司(まさし)氏。
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神戸・三宮の東遊園地で毎年開かれる追悼行事「1・17のつどい」では、県内各地から竹を切り出し、灯籠で文字をかたどって鎮魂の思いを共有した。神戸・市民交流会を引き継ぐ形で2016年に発足した「神戸・心絆」の会長も務めた。東日本大震災の被災地にも兵庫から竹灯籠を運び、仮設住宅の住民らとの交流に尽力した。