尼崎市で新たな死者 軽症から容体悪化 新型コロナ

2020/04/24 18:02

尼崎市役所=尼崎市東七松町1

 兵庫県尼崎市は24日、新型コロナウイルスに感染し、入院していた70代の会社員男性=尼崎市=が死亡したと発表した。同市が確認している感染者で、同ウイルス感染症が原因とみられる死亡者は初めて。入院当初は軽症だったが容体が悪化し、23日に亡くなったという。 関連ニュース 社内でクラスター発生か 企業名公表に同意せず操業継続 有村架純さん母経営の会社などがマスク寄付 妊婦に20枚ずつ 町役場で「俺コロナ」、男を逮捕

 同市によると、男性は2日、38・9度の発熱や咳があり、市内の病院を受診。その後も症状が続いたため7日に検体を採取し、8日陽性となった。9日、市内の感染症指定医療機関に入院し、市の担当者によると「入院日も容体は安定していて、病院まで自分で行くことができていた」という。
 尼崎市はほかに、大阪市内に勤務する尼崎市在住の地方公務員の30代男性が感染したことを発表した。16日に38・8度の発熱があり、翌17日には咳と倦怠感も発症し、市内の病院を受診。23日に陽性が確認された。容体は安定しているという。同居人は1人。最近の海外渡航歴はない。
 同市が感染を確認したのは41人目(市外在住者含む)となった。(大田将之)
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