ステイホームGW JR新神戸駅構内は閑散
2020/04/25 22:55
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、他府県への移動自粛を呼びかける電光掲示=25日午後、神戸市中央区東川崎町1(撮影・鈴木雅之)
新型コロナウイルスの感染拡大を防ごうと、自宅にとどまる「ステイホーム」が呼び掛けられた異例のゴールデンウイーク(GW)が25日、始まった。
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JR新神戸駅(神戸市中央区)でも行き交う人はまばらで、構内は閑散。家族連れの姿もほとんど見られなかった。
「1車両に5人ほどしか乗っていない。ここまですいた新幹線は初めて」。広島市から神戸市中央区の実家に帰省するため降り立った男性会社員(40)は目を丸くした。
実家は母親(74)が1人で暮らす。政府はビデオ通話を使用する『オンライン帰省』を呼び掛けるが、男性は「生活の様子を目で見たいし、やっぱり会って話したい」と吐露した。
大きなスーツケースを引き、福岡県那珂川市の実家に戻る女性(26)は「街で『あの人、遠くに行くんや』って視線を感じた」と苦笑い。今月、会社を退職したといい「帰省は迷ったが、とりあえず家族の元で過ごしたかった」と話した。(田中宏樹)
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