「3密」喫煙所の閉鎖広がる 不満の落書きやポイ捨て吸い殻も…
2020/04/27 12:00
3月末から閉鎖された駅前の喫煙所。お知らせが掲示され、進入禁止のテープが張り巡らされた=19日、神戸市中央区、JR三ノ宮駅前
新型コロナウイルス感染防止のため、自治体などが街中に設けた喫煙所を閉鎖する動きが広がっている。神戸市内では3月末ごろから、市や関係団体が設置した26カ所や、JR三ノ宮駅前の喫煙所が閉じられた。
関連ニュース
水着で街歩き迷惑? 神戸・須磨、マナー悪さに苦慮
水路のニシキゴイ差し上げますから盗らないで!
暴走族100人とよっぱらいが乱闘
街中の屋外にある喫煙所は、四方を透明な塀で囲んでいるケースが多い。狭い空間でマスクを外して喫煙することは、感染リスクが高まる「3密」やそれに近い状態になりがちだ。また喫煙者が感染した際、重症化するリスクが高いともされる。
このため神戸市健康企画課などは、喫煙所の一時閉鎖を決定。今後の対応は、緊急事態宣言や感染拡大の状況を確認しながら決めていくという。
しかし閉鎖された喫煙所には、我慢できずに吸ってポイ捨てしたのか、付近に吸い殻が。張り紙には不満を示す落書きもあった。
外出自粛要請などに伴う閉塞感が漂うが、全ては自分や周りの人たちの命と健康を守るため。普段以上の喫煙マナーが求められている。(秋山亮太)
【記事特集】新型コロナウイルス