明石市民病院の看護師が感染 感染者専用病棟に勤務
2020/05/07 15:03
看護師の新型コロナ感染が判明し、会見する市民病院の阪倉長平院長(左端)ら=明石市役所
兵庫県明石市は7日、帰国者・接触者外来がある明石市立市民病院(同市鷹匠町)で、感染者専用病棟に勤務する20代の女性看護師が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同じ病棟で働く看護師全員が同日中にPCR検査を受け、うち濃厚接触者と認定された4人は自宅待機中。検査結果は8日にも判明する見込み。
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同病院によると、一般外来や入院、救急は、感染者専用病棟とは別の建物で行っており、業務に影響はないという。
市によると、女性看護師は3日に鼻水の症状が現れ、5日に味やにおいがしない症状が出たため、帰国者・接触者外来でPCR検査を受けた。翌6日に陽性が判明し、軽症だが医療機関に入院した。
女性看護師は4月30日から5月1日にかけて深夜勤、同4、5日は日勤だった。感染者専用病棟での入院患者のケアと、PCR検査の検体採取などを担当していたという。
同病棟で働く看護師は計27人。濃厚接触者に認定された4人は女性看護師と同じ日に勤務し、食事などの際はマスクを外した状態で会話していた。
同市による感染確認は4月27日以来8日ぶりで21例目。退院したのは計6人になった。(小西隆久)
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