新しい日常「教卓のアクリル板」 授業に備え飛沫対策

2020/05/30 14:00

飛沫対策として、アクリル板で囲まれた教卓で生徒と向き合う教員=神戸市須磨区横尾9、啓明学院中学校・高校

 新型コロナウイルスの感染拡大で臨時休校が続いたが、兵庫県内の学校も6月からの本格的な再開が見えてきた。神戸市須磨区の啓明学院中学校・高校は、教員の飛沫(ひまつ)が飛ばぬよう、教卓をアクリル板で囲って授業に備えている。 関連ニュース 過去最多に並ぶ23人が新規感染 神戸市、10歳未満の男児4人ら 兵庫で新たに55人感染 20人以上は12日連続 お盆シーズン駅も空港も混雑なく 新幹線の自由席乗車率は10%以下相次ぐ

 教室での感染防止策として、美術教諭が手作業でアクリル板をコの字形に加工した。約50個を作り、中高の全教室に置いたという。授業に熱が入って、「つい」とならぬよう教員はマイクも着用する。
 分散登校を経て、同校は6月15日からの通常授業を予定している。生徒が校舎に帰ってくる新しい日常に向けて、教育現場も模索が続く。(鈴木雅之)
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