女流王位戦第2局始まる 互いに指し慣れた戦型

2020/06/09 11:36

初手を指す加藤桃子女流三段(左)。右は里見香奈女流王位=9日午前、大阪市福島区、関西将棋会館

 将棋の里見香奈女流王位(28)=清麗、女流名人、倉敷藤花=に加藤桃子女流三段(25)が挑む第31期女流王位戦5番勝負(神戸新聞社主催)の第2局が9日、大阪市福島区の関西将棋会館で始まった。 関連ニュース 第一人者の貫禄 福間、華麗なさばきでシリーズ3連勝 女流王位戦第3局 女流王位戦で福間が6連覇 通算10期目、女流五冠 加藤女流四段破る 将棋女流王位戦 福岡で第3局始まる 先手福間は中飛車、加藤は攻め駒集中

 第1局で勝利した里見が第2局も制して防衛に王手をかけるか、加藤がタイに戻すか。午前9時、立会人の中田功八段の合図で、先手番の加藤が初手を2六歩と指した。
 里見は5二飛(8手目)と中飛車に構え、加藤は9八香(31手目)から穴熊に囲う。先後は逆だが第1局と同じ居飛車穴熊と中飛車の戦型になった。加藤が3七桂(39手目)と跳ねたのに対し、里見は3五歩(40手目)と突き、駒がぶつかった。
 中田八段は「互いに指し慣れた戦型。攻めか守りの分岐点で里見女流王位は攻めを選び、これから本格的な戦いになる」と話した。
 持ち時間は各4時間で、9日夜までに決着する見込み。対局の模様は神戸新聞NEXTでも中継している。
【中継サイト】第31期女流王位戦

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