姫路のアサリに規制値超す貝毒

2020/06/10 22:28

兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県は10日、姫路市の沿岸で8日に採取したアサリから規制値を超えるまひ性貝毒を検出したと発表した。県内の播磨灘(明石市-赤穂市、淡路島西側)の沿岸海域で採取した二枚貝を食べないよう求め、8日以降に同海域の養殖アサリを出荷した業者に回収を指導し、購入者に食べないよう呼び掛けている。 関連ニュース アサリの成育調査や干しダコ作り体験 小学生が海辺の学び発表 神戸で「なぎさシンポ」に2校登壇 アサリがザクザク、アナゴはニュルッ 神戸・兵庫運河の生態に児童ら歓声 8月は北海道・小樽で 水質改善が裏目に…神戸・兵庫運河で「ナルトビエイ」目撃相次ぐ 狙いは増えたアサリやカキ

 県は検査を続け、3週続けて規制値を下回るまで採取と出荷の自主規制を求める。姫路市・的形、たつの市・新舞子浜の両潮干狩り場は安全な貝と交換して営業を続けるという。貝毒は二枚貝だけに発生し、他の魚介には影響しない。加熱、冷凍しても毒性は弱まらず、食べると手足などがしびれ、呼吸不全で死ぬこともある。(山路 進)

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