支配人は元タカラジェンヌ 21日新装開業の宝塚ホテル

2020/06/11 07:00

憧花(とうか)ゆりのさん

 阪急阪神ホテルズ(大阪市北区)は10日、21日に開業する宝塚ホテル(兵庫県宝塚市栄町1)の新支配人に、元宝塚歌劇団の憧花(とうか)ゆりのさん(39)=が就いたと発表した。 関連ニュース 【写真】移転後のホテルにも継承される天井の大きなアーチ状のデザイン 「大正ロマンの雰囲気残る空間が大好き」歌劇ファンらが最後の別れ 宝塚ホテル閉館 「男役から依頼あります」タカラジェンヌも通う下着の名店

 憧花さんは神戸市北区で中学高校時を過ごし、2000年に宝塚歌劇団に入団。月組の娘役として活躍し、16年からは月組組長に就いた。退団後は音楽活動などを行っていたという。
 1926年に同市梅野町に開業した同ホテルは老朽化のため、今年3月末でいったん閉館。宝塚大劇場のそばに移転し、21日に新装開業を迎える。憧花さんは主にホテル内での歌劇団員によるイベント業務などを担う。憧花さんは「歌劇の舞台で大切にしていたのは夢の世界を届けること。今後は、夢の世界をご覧になったお客さまがその世界観を失うことなく過ごせる空間を届けることが私の役目」とコメントしている。(大盛周平)

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