遺族が思いを語る 夫を自死で亡くした女性が20日講演
2020/06/12 20:25
夫を自死で亡くした佃祐世弁護士(提供写真)
裁判官の夫を自死で亡くした広島県の弁護士、佃祐世さん(48)の講演会「もっと生きたかったのに…」が20日午後2時から、大阪府豊中市のとよなか男女共同参画推進センターすてっぷで開かれる。夫の死後、生前に交わした約束を胸に40歳で司法試験に合格。自死遺族の思い、他の遺族への支援活動について語る。
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同府池田市を拠点に、兵庫県川西市など同県内の自死遺族も集う「池田分かち合いの会・ひかり」が主催。
佃さんの夫は病気に悩み、2007年に自死した。当時、佃さんは4人の子どもを育てる専業主婦。夫は生前、「司法試験を受けてみないか?」と佃さんに勧めていたといい、一念発起して司法試験に挑み、40歳で合格した。
13年から弁護士として働き始め、自死予防や自死遺族支援活動にも精力的に取り組んでいる。
すてっぷは阪急宝塚線豊中駅すぐ。参加無料(事前申し込みは不要)。問い合わせは「ひかり」代表の植村ヨシ子さんTEL080・3858・2954
(中島摩子)