迷子ゴマフアザラシすくすく 城崎マリンワールドで一般公開

2020/06/18 14:20

鳥取県で保護され、一般公開が始まった子どものゴマフアザラシ=18日午前、城崎マリンワールド(撮影・末吉佳希)

 鳥取県の漁港で今春保護されたゴマフアザラシの一般公開が18日、兵庫県豊岡市瀬戸の城崎マリンワールドで始まった。北海道周辺などに生息しているが、但馬近海で見つかるのは極めて珍しいという。(阿部江利) 関連ニュース すくすく♪アザラシの赤ちゃん「ずんだ」 人に興味しんしん 【動画】元気に動き回るゴマフアザラシの赤ちゃん「きなこ」命名式 【写真】「丸すぎるアザラシ」が大人気

 アニメなどでも人気のゴマフアザラシは、体のゴマ模様が特徴。同施設によると、公開が始まった個体は生後4~5カ月とみられる子ども。4月16日、鳥取県東端の岩美町の漁港に1匹で迷い込んでいるのを漁師が見つけた。痩せていて脱水症状もあったため、鳥取大で検査した後、翌17日から城崎マリンワールドで保護されている。
 発見時の体重は10キロと標準の半分程度だったが、現在は12キロまで増え、回復は順調という。飼育員の松山祐介さん(37)は「最初は腰骨が浮き出るほど痩せていたが、物おじしない性格で餌もよく食べる。元気に育ってほしい」と話す。
 午前10時~午後4時。入園料1800円(小中学生900円、3歳以上の幼児450円)。城崎マリンワールドTEL0796・28・2300

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