兵庫県知事、「大阪都」歓迎 「東京に対抗できる構想」

2020/06/23 07:00

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 「大阪都構想」の制度案が大阪市と大阪府の法定協議会で19日に決まったことを受け、兵庫県の井戸敏三知事は22日の定例会見で、「東京に対抗できる行政システムができることは歓迎したい」との考えを明らかにした。 関連ニュース 吉村維新代表「参院選の目標は現有議席以上」 大阪都構想の必要性も改めて強調 東京で会見 維新失速、兵庫県内の小選挙区全敗 今後の党勢に課題残す 県の告発文書問題で批判も <維新10年 関西の実像>デスク解説 「維新政治」は続くのか 気になる兵庫県議選の出方

 都構想は政令指定都市の大阪市を廃止し、東京23区と同様の特別区に再編する構想。大阪市を中核市並みの権限を持つ四つの区に分割するのが制度の柱で、府と市が同じような仕事をする「二重行政」の解消を狙う。
 井戸知事は、「二重行政の廃止という狙いがはっきりしている。関西広域連合としても、関西圏として(東京中心の)首都圏に対抗する大きな要因になり得る」との期待感を示した。(藤井伸哉)

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