定額給付金の偽メール注意 マイナンバー入力促す

2020/07/01 09:06

 兵庫県立消費生活総合センターは、国民1人当たり10万円を配る「特別定額給付金」を巡り、自治体などを装ってマイナンバーカードの番号など個人情報を聞き出そうとする偽メールが増えているとして、注意を呼び掛けている。 関連ニュース マイナンバー担当窓口“ナンバー”違いに苦慮 連絡先酷似の会社に間違い電話多発「営業に支障」 高砂 マイナンバー総点検 兵庫県、別人にひも付ける「誤りなし」 4万3千件を調査 【マイナンバーカード】8割以上が所持するも…半数が「持ち歩いていない」 「最もセキュリティに不安を感じる身分証明書類」と8割超が回答

 同センターへの相談では、70代の女性が、自治体を装ってマイナンバーカードの番号を入力するよう促すメールを受け、定額給付金関係と思い込み入力したケースがあったという。また60代の女性宅に男が訪れ、「ボランティアで申請を手伝っている」と生活状況や通帳の情報を聞き出そうとしたこともあったという。
 ほかにも銀行を装った偽メールが届いたなどの相談もあり、同センターは「自治体がメールで給付金の入力依頼をすることはない。給付金の代理申請を持ちかける詐欺もある。不審なメールや訪問は無視してほしい」としている。
 同センターTEL078・303・0999
(藤井伸哉)

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