将棋王位戦 藤井七段先勝「いいスタート切れた」

2020/07/02 20:24

王位戦第1局を制した藤井聡太七段=2日午後、愛知県豊橋市、ホテルアークリッシュ豊橋

 将棋の木村一基王位(47)に藤井聡太七段(17)が挑戦する第61期王位戦7番勝負(神戸新聞社主催)の第1局は2日、愛知県豊橋市のホテルアークリッシュ豊橋で指し継がれ、午後5時37分、95手で先手番の藤井が勝ち、タイトル獲得へ好発進した。 関連ニュース 「ひふみん」こと加藤一二三さん「私は天才、藤井七段は秀才」 藤井七段も受けた教育法 「能力開花、集中力養う」 プロ棋士目指す子に必要な力は

 史上最年長で初タイトル「王位」を獲得した木村と、数々の最年少記録を塗り替えてきた藤井が激突する注目のシリーズ。第1局は藤井が終始攻め続ける展開となった。受けに定評のある木村も巧みに粘り、激闘となったが、最後は藤井が木村を即詰みに仕留めた。
 終局後、藤井は「いいスタートが切れた。(初めての2日制は)体力面で課題が残ったかなと思うので、次はそういったところに気をつけたい」と話した。
 持ち時間各8時間のうち、残りは木村30分、藤井51分。第2局は13、14日に札幌市のホテルエミシア札幌で行われる。(溝田幸弘)

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