神戸で入院していた女性 鹿児島でコロナ感染確認

2020/07/05 21:08

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 兵庫県内では5日、新たに新型コロナウイルスの感染者2人が確認された。神戸市立垂水中学校に勤務する30代の男性教諭と、尼崎市の20代男性。神戸市は、男性教諭が担任を務めるクラスの生徒と同僚の教職員計約70人にPCR検査を実施するとともに、同中学校を6~8日は臨時休校にすると決めた。県内の感染者は累計712人となった。 関連ニュース 感染者個人情報に「愛人?」も 県のサイトに一時誤掲載 「ゼロでもお願いするしか」重症者急増、難航する入院調整… 医療崩壊寸前を教訓に 広い家、テレワークに最適 コロナで地方への移住相談が急増

 神戸市によると、教諭は3日に学校から帰宅後に発熱。翌朝も熱が下がらず、市内の病院を受診した。現在は軽症という。運動部の顧問もしていたが、校内ではマスクを着用しており、濃厚接触者もいないとしている。「東京や大阪には行っていない」と話しているといい、感染経路は不明。
 また神戸市は、2日まで同市兵庫区の吉田病院に入院していた80代女性が、3日に鹿児島市で感染確認されたと発表した。県内の感染者には集計されない。同病院は女性がいた病棟の入院などを休止し、患者ら約80人のPCR検査を行う。
 一方、尼崎市によると、同市の20代男性は6月25日から発熱や頭痛などの症状があった。7月3日に味覚障害の症状が強まり、市内の医療機関を受診。大阪府内の飲食店でアルバイトをしていたという。(前川茂之、村上貴浩、末永陽子)
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