宝塚市長、教員処分厳罰化要望へ 女子中生転落受け
2020/07/06 23:48
中川智子・宝塚市長
兵庫県宝塚市の中川智子市長は6日、小中学校の教職員らへの処分について、児童生徒の命や人権に関わる場合の処分基準を見直すよう、同市教育委員会が兵庫県教育委員会に要望する方針であることを明らかにした。
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昨年6月、宝塚市立中学校の部活動で厳しい指導を受けた女子生徒が校舎から転落したことを受け、県教委は今年6月23日、30代の男性顧問を停職1カ月とする処分を発表していた。
6日にあった宝塚市総合教育会議後に取材に応じた中川市長は「今回の処分は覆らないが、子どもの命に対して不適切な指導への処分が軽すぎるという意見が出た。子どもの命や体罰、精神的な体罰に対しての処分基準を見直してほしい」と話した。市教委がここ数年の処分を分析し、具体的な要望案としてまとめるとした。(大盛周平)