1週間で75人、4月上旬並み 兵庫の新型コロナ感染者

2020/07/18 07:00

 兵庫県内で過去1週間に確認された新型コロナウイルスの感染者は17日、計75人になり、第1波のピーク(1日当たり42人)だった4月11日の直前、4月上旬並みの水準まで増えた。 関連ニュース コロナワクチンのデータ公開要求 トランプ氏、CDC混乱で 新型コロナ、10週連続で増加 ニンバス流行、のどに強い痛み コロナ感染者、9週連続増 1医療機関当たり6・30人

 県が運用病床数などを判断する参考指標=表参照=は、過去1週間の感染者数の1日平均。県内では7月17日、男女24人の感染が確認されたことで1日平均が10・7人になり、警戒期の基準(10人以上)を超えた。4月上旬は1桁から10人台に徐々に増え、中旬に25人にまで拡大している。
 県のまとめでは、34日ぶりに感染者が確認された6月19日から7月16日までの感染者は計78人。年代別では20代の34人を筆頭に10~30代の若年層が72%を占め、地域は阪神間や神戸市など都市部が多かった。
 一方、県は第1波を上回る爆発的な患者増に備え、参考指標を4段階から5段階に変更。拡大期を2分割して感染者数の1日平均が40人以上になる「拡大期2」を設け、運用する病床数を増やした。(藤井伸哉)
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