特別定額給付金 県内対象世帯の95%に給付完了
2020/07/21 18:08
神戸新聞NEXT
兵庫県は、国民1人当たり10万円を配る「特別定額給付金」について、県内41市町の給付状況(15日時点)を公表した。県全体では対象全世帯の95・8%に当たる約246万世帯への給付を完了しており、全国平均(90・1%)を5・7ポイント上回っている。
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同給付金は、新型コロナウイルスによる経済悪化を受け、家計を支援するため4月下旬に始まった。原則的に世帯単位で給付され、家族全員分が世帯主の金融機関の口座に振り込まれる仕組み。県内自治体の申請期限は、最も早い市町で8月上旬に迫っている。
配布状況を予算額ベースでみると、97%の5375億円を配り終えており、全国平均(90・9%)を6・1ポイント上回っている。市町別では多可町が99・8%で最も進んでおり、朝来市、宍粟市、市川町が99・4%で続く。最も遅れているのは尼崎市で93・3%だった。
いずれのデータも全国平均を上回ったことについて、県の担当者は「人口が多い神戸市などで順調に給付が進んでいることが要因」とした。(藤井伸哉)
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