奨学金返済の督促状 誤って1通に5人分送付

2020/07/21 22:01

 兵庫県三田市教育委員会は21日、奨学金の分割返済期限に入金がなかった5人分の督促状を、まとめて1人に送るミスがあったと発表した。督促状には住所、氏名と月々の返済額が記されているが、情報の流出や悪用はないとみられる。 関連ニュース 明石市、中3対象に給付型奨学金 高校入学・在学など支援 西宮で3人感染、全員軽症 東京からの転勤者も 尼崎で男女3人感染 うち2人は無症状

 督促状はA4用紙に印刷し、封筒に入れて発送する。職員が17日の封入作業で5枚を一度に三つ折りにした際、窓口対応が入って一時中断。作業再開後、5枚を分けずに1通の封筒に入れたという。他の職員による確認はなかった。
 21日午前、封筒を受け取った人が市教委に連絡した。奨学金は高校生向けで、返還対象者は40人。
 鹿嶽昌功教育長は「適正な事務処理を重ねて指導し、再発防止に努める」とコメントした。(高見雄樹)

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