ボーガン、販売側も罰則対象に 県有識者検討会

2020/07/22 00:18

兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県は21日、同県宝塚市の民家で4人が殺傷された事件を受けて設置した有識者検討会の第2回会合で、凶器とされるボーガン(洋弓銃)を規制する条例案の罰則対象に、県内の販売業者を加える方針を示した。 関連ニュース 尼崎市の男女4人が新型コロナ感染 西宮市で新たに6人 1人は感染確認の陸自伊丹駐屯地隊員の同僚 陸自伊丹駐屯地の女性隊員、新型コロナに感染

 当初案では、住所や名前の届け出を怠ったケースなどを念頭に、所有者のみを罰則の対象としていた。しかし、身体に危害を及ぼす可能性があり、販売側も責任ある対応が必要-とする検討会の意見を受けて対象を拡大した。
 条例要綱案で、購入者の氏名や住所、販売日を記した管理台帳を備えなかった場合などに、5万円以下の過料を科すとした。他にも虚偽記載や、立ち入り調査の拒否などを罰則の対象として想定している。
 会合では、規制するボーガンの定義なども議論した。県は、9月議会での条例成立を目指している。(藤井伸哉)
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