兵庫県内、新たに49人が感染 1日当たり過去最多 累計千人超える 新型コロナ
2020/07/26 21:39
神戸新聞NEXT
兵庫県内で26日、新たに49人の新型コロナウイルス感染が判明した。1日当たりの感染者数としては、これまでのピークだった4月11日の42人を上回り過去最多。県内の累計は1014人となり、千人を超えた。3月1日に県内で初めて感染者が確認されてから約5カ月。感染拡大のピークだった4月を過ぎて一時収束したが、再拡大の傾向が顕著になった。
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7月26日までの感染者1014人を年代別にみると、最多は20代の245人で全体の約4分の1(24・2%)を占める。20~40代は計524人で過半数(51・7%)となっている。
県によると、6月下旬の再拡大後は特に、20代を中心に若者の感染が目立つ。感染経路では、接待や酒を伴う飲食店で感染し、家庭や職場での濃厚接触で拡大する傾向を指摘。大阪や東京といった県外の人口密集地での感染も多いという。
月別の感染者数は、3月=148人▽4月=498人▽5月=53人▽6月=7人▽7月(26日時点)=308人。死者は計45人で、7月以降は出ていない。
県内では5月17日~6月18日の約1カ月間は感染者0人が続いた。入院患者も一時は、中等症以下の3人にまで減った。しかし、6月19日に34日ぶりの感染者が出てからは再び増加。7月22日には3カ月ぶりに1日30人台となり、26日に過去最多の49人に上った。同日午前0時時点での入院患者は124人となった。
県が社会活動の制限や病床数を段階的に分ける独自基準では、7月17日に過去1週間の新規感染者の1日平均が10人以上となり、「小康期」から「警戒期」に移行。6日後の23日には同平均20人以上の「増加期」に入った。7月26日までの同平均は25・7人。同月27日に新たに37人以上が確認されると、同平均30人以上の「拡大期1」に入ることになる。(井川朋宏)
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