県に医療用ガウン2千枚寄贈 豊岡鞄の組合、縫製技術生かす

2020/08/01 06:30

荒木一聡副知事(左)に医療用ガウンを手渡す兵庫県鞄工業組合の由利昇三郎理事長(左から2人目)ら=兵庫県庁

 新型コロナウイルス患者を受け入れる病院を支援するため、豊岡かばんのメーカーでつくる兵庫県鞄(かばん)工業組合(豊岡市)は31日、会員企業などが製造したナイロン製のガウン約2千枚を兵庫県に寄贈した。洗って繰り返し使えるという。 関連ニュース 西宮市で新たに8人感染 新型コロナ、70代女性が中等症 神戸市で新たに15人感染 20~80代の男女 新型コロナ 新型コロナ、県議4人が濃厚接触者 感染確認の議員と昼食

 同組合は国の事業に参加し、不織布の医療用ガウンを製造している。10月末までに104万枚を厚生労働省に納品予定。縫製技術を生かし、かばんの需要が激減する中で雇用の維持にもなっているという。
 これとは別に、独自にナイロン素材を調達し、県への寄贈用を作った。同日、幹部らが県庁を訪れ、由利昇三郎理事長は「感染が再び増えている。役に立てばありがたい」。対応した荒木一聡(かずあき)副知事は「保管して有効に活用したい」と話した。(森 信弘)
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