西宮市で12人感染 同じ寮に住む会社員ら

2020/08/03 20:50

西宮市役所=西宮市六湛寺町

 兵庫県西宮市は3日、同市に住む20~70代の男女12人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。このうち5人が無症状で、6人が軽症という。 関連ニュース 県内で新たに27人感染 累計1339人に 新型コロナ 神戸で新たに9人感染 10歳未満~90代の男女 新型コロナ コロナ休校で貸し出したPC1200台戻らず「授業できない」

 同市が発表した感染者(市外在住者含む)の累計は191人となった。
 西宮市によると、12人のうち、確認済みの感染者との濃厚接触者が7人。残る5人の感染経路は分かっていない。
 いずれも20代の男性会社員4人は、日本生命保険の大阪市中央区にある社員向けの研修部署で勤務。同僚の20代男性の感染を西宮市が7月31日に発表。4人は濃厚接触者としてPCR検査を受け、陽性が確定した。さらに1人の20代同僚男性の感染も分かっており、計6人は全員、同市内の寮に住んでいたという。同じ寮で暮らす約70人がPCR検査を受ける。
 西宮市は「感染防止策がとられ、不特定多数に感染が広がる恐れはなく、クラスター(感染者集団)としての対応をする必要はない」と判断している。
 40代の男性会社員は、同23日に発症した20代男性の同僚。別の40代の男性会社員は、大阪市で確認された患者の濃厚接触者に当たる。60代のパート女性は、同26日に発症した70代の男性会社員と同居していた。
 50代の女性医療従事者は、市内の医療機関に同28日まで勤務しており、西宮市保健所が濃厚接触者の有無などを調べている。
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