20代の消防隊員が感染 救助や救急など5件に従事、同僚6人と濃厚接触 尼崎市
2020/08/05 17:33
尼崎市役所=尼崎市東七松町1
兵庫県尼崎市は5日、同市消防局東消防署に勤める20代の男性消防隊員が、新型コロナウイルスに感染したと発表した。大阪府在住で、同府が4日に発表した患者の1人。尼崎市は同僚の職員6人を濃厚接触者とし、PCR検査を実施する。東消防署は消毒を済ませ、通常通り業務を継続する。
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同市によると、男性職員は7月29日~8月1日に勤務。救助や救急、商業施設への立ち入り検査など5件に従事したが、市民に濃厚接触者はいないという。7月31日に喉の痛みを感じたが、平時からへんとう痛の持病があることからいつも通り出勤。8月1日に自宅で倦怠感と37・4度の発熱を生じた。同日、大阪府内の医療機関を受診し、抗原検査は陰性だったが、念のため行ったPCR検査で陽性となった。5日までに症状はなくなり、容体は安定しているという。
また尼崎市は、同市に住むアルバイトの10代女性が新型コロナウイルスに感染したことも発表。軽症で、感染経路は不明という。
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