お盆の帰省シーズン始まるも　閑散とした神戸空港

　お盆休みの帰省シーズンが始まった８日、神戸空港（神戸市中央区）ではキャリーバッグを持った親子連れやカップルがマスク姿で行き交ったが、混雑は見られなかった。 関連ニュース お盆シーズン駅も空港も混雑なく　新幹線の自由席乗車率は１０％以下相次ぐ 閉鎖のビーチに海水浴客絶えず…日曜には２５０人　警察が注意呼び掛け 過去最多に並ぶ２３人が新規感染　神戸市、１０歳未満の男児４人ら

　運営する関西エアポートによると、緊急事態宣言により、同空港の５月の利用客は、前年同月比で９割以上落ち込んだ。宣言解除で回復傾向にあったが、感染の再拡大で、今年の８月は例年より旅客が大幅に減少する見込みという。
　亡くなった祖母の初盆を家族と一緒に迎えるため、長崎県に帰省するという神戸市の会社員男性（４５）は「迷った末に決めた。感染防止のため、ずっと自宅にいようと思います」と話した。
　独自の緊急事態宣言が出されている沖縄県へ出掛けるという姫路市の女性会社員（４６）は「数カ月前から決めていたし、キャンセル料もかかってしまうので、行くことにした。やっていないお店や施設も多いと聞くけど…」とガイドブックを片手につぶやいていた。（杉山雅崇）
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