県内各地で猛烈な暑さ 熱中症で35人が救急搬送

2020/08/09 20:47

神戸新聞NEXT

 兵庫県内は9日、高気圧に覆われ、各地で猛烈な暑さに見舞われた。気象庁の観測地点20地点のうち、4地点で今年最高の暑さを記録。神戸新聞社のまとめでは、午後5時までに熱中症とみられる症状で少なくとも計35人が救急搬送された。いずれも中等症以下だった。 関連ニュース 朝の味噌汁は熱中症予防に効果アリ スポーツ飲料だけは危険 「寝ているから」は絶対だめ!真夏の車内は15分で熱中症危険レベル ひらかたパークで着ぐるみの男性死亡 熱中症で

 神戸空港(神戸市中央区)の29・4度を除き、県内の19観測地点で最高気温30度以上となった。豊岡(豊岡市)は36・7度、福崎(福崎町)は36・4度と、2地点で35度以上の猛暑日を記録した。
 宝塚市では高齢者2人が搬送。うち80代男性は室内でクーラーを使用せず扇風機のみで過ごしていたという。相生市では70代女性が屋外で作業中に搬送され、中等症と判断された。
 神戸地方気象台によると、兵庫県は10日、湿った空気の影響で曇りや雨となる地域もあるが、同気象台は熱中症対策を呼び掛けている。(まとめ・末永陽子)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ