兵庫で新規感染53人 50人超は9日以来 新型コロナ

2020/08/15 21:50

兵庫県庁=神戸市中央区下山手通5

 兵庫県内で15日、新たに53人の新型コロナウイルス感染が確認された。新規感染者が50人を超えたのは9日(55人)以来。県内の累計は1863人になった。 関連ニュース 神戸市で新たに16人感染 新型コロナ 西宮市で1人感染 クラスター発生施設で勤務 新型コロナ 男性町議、新型コロナに感染 上郡

 神戸市では最多タイとなる23人を確認。医師ら3人の感染が判明していた松田病院(同市北区)で新たに入院患者の80代男性2人と、出入り業者の50代女性1人の感染が確認された。いずれも無症状という。同病院関連の感染者は計6人となり、市はクラスター(感染者集団)と認定した。
 兵庫県警によると、神戸市の感染者の1人は生田署留置管理課の40代男性警部補という。ほかに大阪府守口市在住の尼崎北署地域課の20代男性巡査も感染が判明した。両署の窓口業務などは通常通り行う。巡査は県の集計には含まれない。
 尼崎市では男子児童1人の感染が判明。感染が公表されていた2人と同居し、軽症という。男児が通う小学校は17日まで夏休みで、校内を消毒し18日から予定通り再開する。西宮市では50代の男性会社員が酸素吸入が必要な中等症という。同居女性が感染していた。
 明石市では、北播磨県民局加東土木事務所(加東市)に勤務する県職員の50代男性が感染。先に妻が感染し、7日から出勤していなかった。夫妻の家族の20代女性も感染が確認された。
 県発表のうち1人は、宝塚歌劇団(宝塚市)の宝塚大劇場花組公演「はいからさんが通る」の出演者。県がクラスター認定した同公演の感染者は計13人となった。(まとめ・上杉順子)
【記事特集リンク】新型コロナウイルス

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ