火葬場の感染対策 環境マネジメント協会、県に防護服寄贈

2020/08/18 06:55

井戸敏三知事(右)に防護服を寄贈する中道高司理事(中央)ら=兵庫県庁

 火葬場での新型コロナウイルス感染防止に役立ててもらおうと、一般社団法人「全国環境マネジメント協会」が17日、兵庫県に防護服150着を贈った。 関連ニュース 飲食店で倒れた40代男性が、身元不明の遺体になってしまった理由とは 1年以上たっても「法的には生きたまま」、無人の空き家に近隣住民は困惑 新火葬場が完成、供用始まる 淡路市、既存の4カ所は老朽化で廃止 最新の炉を5基備え時間短縮  献体を火葬し遺骨を6年放置、兵庫医大に150万円賠償命令 遺族「人の気持ち重視した管理を」

 同協会は、火葬場で発生する「残骨灰」の適正な処理を研究、指導する団体で、寺院や関係企業などでつくる。
 この日は、同協会の中道高司理事が県庁に井戸敏三知事を表敬。寄贈を受けた井戸知事は「貴重な支援。現場作業に活用させていただきたい」と感謝した。
 県は感染状況に応じ、火葬場がある市町など35団体に配布。新型コロナ感染者の遺体は、専用の「納体袋」に入れられていれば防護服は不要だが、納体袋が破れた場合などに防護服を活用するという。(藤井伸哉)
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