神戸の東横イン、軽症者療養施設に 飲食店PCR強化も
2020/08/18 18:55
神戸市役所=神戸市中央区
神戸市は18日、新型コロナウイルス感染症の軽症者らを受け入れる宿泊療養施設として、新たに同市中央区八幡通4のホテル「東横INN 神戸三ノ宮駅市役所前」(110室)を確保し、19日から運用すると発表した。また、感染が疑われる客が訪れた酒類を提供する飲食店に対し、希望すれば市が従業員に行うPCR検査について、20日から申し込みを受け付けると明らかにした。
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市の宿泊療養施設は、既にニチイ学館神戸ポートアイランドセンター宿泊棟(同市中央区、100室)がある。入居者は現在43人で切迫している状況ではないが、感染拡大を防ぐため市は検査数を増やしており、軽症者や無症状者の増加を見据え、態勢を拡充する。
また市は、酒を出す飲食店従業員に行うPCR検査の概要も発表。従業員が感染疑いのある客に接した▽従業員は検査後、結果判明まで自宅待機▽市が店でクラスター(感染者集団)発生の恐れがあると判断し、客が特定できない場合の店名公表に協力する-などの要件を満たし、検査を希望する市内の店を対象とする。接待を伴わない店も含む。検査は従業員を集めた店に保健師らが出張して、無料で実施する。
検査の申し込みは20日から、専用ダイヤル(TEL078・322・6308、平日のみ)か、メールアドレス(kensahan@office.city.kobe.lg.jp)で。(初鹿野俊)
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