理科実験中、目の痛みや吐き気 生徒2人が病院に搬送 川西の中学校

2020/08/26 19:47

 26日午後2時ごろ、兵庫県川西市の同市立川西南中学校の理科室で、授業で硫化水素を発生させる実験中の2年生が目の痛みや吐き気を訴え、男女2人が病院に搬送された。同市消防本部によると、搬送時には2人とも意識があって歩ける状態だったという。 関連ニュース 窓掃除中に校舎4階から転落、男性中学教諭死亡 ジャガイモ食べ体調不良 小5男女13人搬送 宝塚の小学校 タコを洗っていたら火が 開店準備中の明石焼き店全焼

 同市教育委員会によると、午後2時ごろ、男性教員が鉄と硫黄を化学反応させて硫化水素を発生させる実験を生徒に見せていたところ、女子生徒の1人が「気分が悪い」と保健室に向かい、目の痛みも訴えた。直後に男子生徒が吐き気を訴えたという。
 授業終了後の午後2時半ごろに教員が119番。2人は尼崎市内の医療機関に搬送され、共に2、3日の入院が必要と診断されたという。
 市教委によると、実験は例年行っており、理科室は窓を開けるなどの換気をしていたという。他の生徒30人と教員は体調不良を訴えていない。(大盛周平)

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