兵庫県内の新型コロナ感染者、新たに２２人　１人死亡

　兵庫県などは２７日、新たに１０～８０代の男女２２人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。２０人以上の感染確認は３日連続で、累計患者数は２２０９人。クラスター（感染者集団）が発生した西宮市の介護施設「神港園レインボー西宮」の入所者だった９０代女性が亡くなり、死者は５１人となった。 関連ニュース 神戸で新たに１１人感染　１０～８０代 新型コロナ　西宮市で３人感染、入院の１人死亡 【詳報】尼崎の２人が新型コロナ感染

　２２人のうち、５０代が５人で最多。１０代と３０代、７０代がそれぞれ４人だった。
　県所管分４人のうち、豊岡健康福祉事務所管内（豊岡市、香美町、新温泉町）の７０代男性が重症という。宝塚市在住の１０代男子学生ら３人は、いずれも軽症だった。
　明石市では、同市立小学校に通う１０代の女児が感染。女児の母親の感染が２５日に判明していた。同市教育委員会は２７、２８日、女児が通う学校を臨時休校とし、同じクラスの児童らにＰＣＲ検査を実施する。
　西宮市では、１０歳未満の女児を含む市内在住の男女３人が感染した。３人とも軽症で、感染経路は不明という。女児は熱がひかず、医療機関で抗原検査を受け、陽性と分かった。
　また、９０代女性患者は２６日に死亡。介護施設ではこの女性を含め、職員と入所者の計１１人の陽性が判明していた。（まとめ・末永陽子）
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