宝塚の中学校給食調理員がコロナ感染　学校、給食は通常通り運営

　兵庫県宝塚市は２６日、同市立安倉中学校で勤務する給食調理員の５０代女性１人＝同市在住＝が新型コロナウイルスに感染したと発表した。生徒や教員に濃厚接触者は確認されていない。臨時休校にはせず、給食も通常通り提供する。 関連ニュース 「自粛警察」がバイクにマジックで落書き　所有者の憤りツイートが反響 飛沫感染よける弁当箱開発　折り畳み式紙製シールド付き 閉鎖のビーチに海水浴客絶えず…日曜には２５０人　警察が注意呼び掛け

　女性調理員は２０日にのどの痛みと嗅覚異常の症状があったが、２１日以降は治まり、現在も無症状という。２６日に別居する親族の感染が明らかになり、濃厚接触者に指定され、２７日にＰＣＲ検査を受けて翌２８日に陽性が確定した。
　同校の他の調理員３人が濃厚接触者となり、３人はＰＣＲ検査を受けた。２９日に調理室を消毒する。宝塚市内の市立中学校では今月１８日から給食が始まっており、応援態勢を組んで給食の提供を維持する。
　市によると、女性調理員の感染状況についての所管は兵庫県となっており、県からの発表は２９日以降になるという。市は「公益性が高いという判断で先にお知らせした」と説明した。（大盛周平）
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