井戸知事、神戸・久元市長が安倍首相の実績を評価

2020/08/28 21:00

かつて勤務した神戸製鋼所加古川製鉄所に26年ぶりに訪れ、挨拶する安倍晋三首相(右)=2007年3月、加古川市金沢町

 安倍晋三首相の辞意表明について、兵庫県の井戸敏三知事は28日の会見で、「アベノミクスで景気の回復基調を実現し、積極的な外交で東京五輪を誘致した」と実績を評価した。 関連ニュース 「大事な時に体壊す癖」と投稿 立民・石垣氏に批判殺到 安倍首相が退陣表明 体調悪化、職務の継続困難と 自民、9月中に総裁選を実施へ 石破、岸田、下村、野田氏前向き

 井戸知事は、首相が神戸製鋼所加古川製鉄所(同県加古川市)で勤務したことなどに触れ、「兵庫にご縁があった。とても残念で驚いている」と述べた。
 また、「新型コロナウイルス感染症を乗り越え、有終の美を飾りたかっただろう」と推察した上で、「体に無理をされながら、在任期間が最長になった。ゆっくり療養してもらいたい」と思いやった。
 一方、神戸市の久元喜造市長は「持病と闘いながら、コロナへの対応など全力で職務に当たったことに敬意を表する。神戸医療産業都市をたびたび視察され、多大な支援をいただいた。感謝したい」とのコメントを出した。(藤井伸哉、初鹿野俊)

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