兵庫県立大が10月から対面授業に 県が対策本部会議

2020/08/28 21:30

新型コロナウイルスの対処方針について会見する井戸敏三知事=28日午後、神戸市中央区(撮影・秋山亮太)

 兵庫県は28日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、感染が再び拡大する恐れがあるとして、東京や大阪などへの不要不急の移動自粛を継続して要請すると決めた。プロスポーツやイベントは政府方針と同様、上限5千人とする人数制限を9月30日まで延長する。 関連ニュース ネット・ゲーム依存は心の病 背景に生きづらさ 自粛生活きっかけに悪化も 選べます…学生の受講「登校」か「オンライン」か 神戸市看護大、コロナで悩む後輩たちへ 卒業生がメッセージ動画

 特に、接待を伴う飲食店など感染リスクの高い場所への出入り自粛を強調。また、発熱や味覚異常などがある場合、重症化リスクが高い高齢者や基礎疾患がある人は、症状が軽くても保健所に早めに相談するよう呼び掛けた。
 一方、県立大学は、10月1日の後期授業開始から、感染防止対策を講じた上で、原則としてオンライン授業から対面授業に切り替える。新型コロナと初期症状が似ているインフルエンザについては、同時流行に備え、医師会などと連携して医療体制を整備することを確認した。
 井戸敏三知事は会議後の会見で、「感染者は減少傾向だが、東京や大阪では感染者が依然多い。患者が増加に転じると、減少よりもスピードが速い」と制限を緩めない理由を説明した。(藤井伸哉)
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