お別れまで1週間 手柄山遊園に続々「ありがとう」
2020/08/30 22:22
プールの壁に思い出を振り返るメッセージ。「ありがとう」の言葉が多かった=姫路市西延末
半世紀近い歴史を刻んできた姫路市民プール・ひめじ手柄山遊園(兵庫県姫路市西延末)が、9月6日の閉園まであと1週間となった。コロナ禍の影響で今季の営業が中止に追い込まれたプールの壁や底には、市民らが書き込むお別れのメッセージが日増しに増えている。
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公営では播磨最大級だった同市民プールは、1974年に開業。3年後には手柄山遊園もできた。近年は入園者数が減少し、同市が計画する再整備に伴って閉園が決定。今月上旬からはお別れイベントが始まっている。
「家族の大切な思い出の場所」「46年間ありがとう」「自分の子どもも遊ばせてやりたかった」。30日も炎天下の水のないプールに、閉鎖を惜しむ人がペンなどで思いを書き込んでいた。同園TEL079・296・0503
(小林良多)