樹上に小さな秋 ギンナン色づき始める 神戸

2020/08/31 12:37

うっすらと色づき始めたギンナン=31日午前、神戸市中央区楠町4

 8月もきょう31日が最終日。神戸地方気象台によると、神戸、姫路、洲本などで午前9時までに気温が31度に達した。真夏並みの残暑が続く中、ギンナンの実が膨らみ、ひそやかに秋の訪れを告げている。 関連ニュース えびせん?チョコの香り? 「昆虫食」に注目集まる 「おいしく高い栄養価」 神戸産「完熟いちじく」 糖度高め、みずみずしく 「ピンクのバッタ」「白いスッポン」 珍色生物に奇跡の遭遇

 神戸市中央区の市立中央体育館周辺では、イチョウの木にギンナンが直径約2~3センチほどになり、黄色く色づき始めている。3メートル以上の高さで葉に隠れるように実っている上、日差しの強さもあって、季節の移ろいに気付く人は少ない。
 同気象台は、太平洋側から日本列島に暖かい空気が流れ込みやすい状態が続くため、9月に入っても当分の間は厳しい暑さが続きそうだとしている。(辰巳直之)

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