コンクール出品予定のポスター紛失 加古川の小学校、児童13人分

2020/09/03 18:40

加古川市役所=加古川市加古川町北在家

 兵庫県加古川市教育委員会は3日、市内の小学校で、夏休み中に児童が制作した自由課題のポスター13枚を、30代の図画工作担当教員が校内で紛失したと発表した。 関連ニュース 親の同意得ず小学校で児童30人の歯抜く 小学校の歯科検診 「男子丸刈り」中学の校則 見直し遅かった神戸 神戸の小学校に「靴箱」がないのはなぜ?

 「農」をテーマにしたコンクールに出品するためのポスターで、児童が農作物や農作業の様子などを描いた。制作は任意で、13人が提出。添付の作品票には小学校名、児童の名前、学年と組が書かれていた。
 市教委によると、担当教員は8月20日、作品を板状の段ボールで挟んで梱包し、職員室前の廊下にある職員用ロッカーの上に置いていた。同31日に作品を提出しようとしたところ、なくなっていたという。別の教員が同27日夜に置いてあったのを見ているが、以降の所在が分からず、校内を探しても見つからなかった。
 提出した児童、保護者には校長が謝罪し、全児童の保護者にも経緯を説明する文書を配布。再発防止のため、今後は児童の作品などは施錠できる室内でロッカーなどに保管するという。(小尾絵生)

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