閉園した遊園地の遊具、千円程度から販売 バッテリーカーや着ぐるみなど40種

2020/09/10 17:29

「マジンガーZ」風のロボット人形(姫路市まちづくり振興機構提供)

 6日に閉園した姫路市民プール・ひめじ手柄山遊園(兵庫県姫路市西延末)が、園内に残る思い出の遊具や物品をチャリティー販売する。100円玉で動くバッテリーカーから3人乗りの変形自転車、プールのパラソルセットまで、市民らに親しまれた約40種類を出品する。12~14日に園内で下見と申し込みを受け付ける。 関連ニュース 【写真】出品される動物の形をしたバッテリーカー 【写真】プールサイドのパラソルセット 涙雨の最終日「46年ありがとう」 ひめじ手柄山遊園が閉園【動画】

 1970年代に開業した同園は、夏季のプール営業を中心に人気を集めたが、同園を含む手柄山一帯の再開発計画により閉園した。近年は老朽化も目立っていたが、中にはまだ利用できる遊具などもあり、チャリティーを企画。売り上げの一部を市の基金に寄付することにした。
 販売するのはパンダやキリン、消防車を模したバッテリーカー約10台や、変形自転車十数台などで、遊具1点当たりの価格は千円~2万円程度で調整している。園内に飾られていたアニメ「マジンガーZ」風のロボット人形や、キャラクターの着ぐるみといった変わり種の出品も予定する。
 ほかにパラソルセットやマット、すのこなどの備品も、500~千円ほどで売り出す。同園管理事務所の後藤栄一所長は「遊園地の思い出を末永く、大切に引き継いでくれる人や団体に購入してほしい」と話す。
 購入と引き取りは18~20日で、複数の申し込みがあった場合は抽選となる。動作保証はなく、転売も禁止。同事務所TEL079・296・1196
(小川 晶)

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