神戸市混声合唱団の次期音楽監督 指揮者佐藤正浩さんが久元市長を表敬

2020/09/17 16:50

神戸市混声合唱団の次期音楽監督の佐藤正浩さん(右)と久元喜造市長=神戸市役所

 神戸市混声合唱団の次期音楽監督に決まった指揮者佐藤正浩さん(57)が17日、久元喜造市長を表敬訪問した。 関連ニュース <音楽家のレシピ チェリスト・指揮者 鈴木秀美>(32)通奏低音組合員を悼む 指揮者の寺岡清高さん中高生指導 吹奏楽部員に公開レッスン 尼崎 <音楽家のレシピ チェリスト・指揮者 鈴木秀美>(31)されど、やはり第九

 佐藤さんは福島県出身で、東京芸術大学声楽科を卒業後、米国のジュリアード音楽院ピアノ伴奏科修士課程を修了。欧州でオペラ指揮を学んだ。東京芸術劇場のコンサート・オペラシリーズではビゼーの「カルメン」など、毎年、フランス作品を取り上げてきた。自身プロデュースの「白虎」で佐川吉男賞を受けた。
 同合唱団は1989年に創設。童謡、国内外の歌曲、オペラ、シャンソンなど幅広い分野の歌声を市民に披露してきた。過去の定期演奏会で2回、佐藤さんが指揮を振ったことが縁で、音楽監督に就任することになった。
 佐藤さんは「オペラの歌をコンサート形式で披露して合唱団の実力を広く伝え、観客増を目指したい」と抱負。久元市長は「ぜひやってもらいたい」と期待した。佐藤さんは来年4月に就任。現監督の松原千振さんは退任する。(津谷治英)

神戸新聞NEXTへ
神戸新聞NEXTへ