飲食店で酒に酔い口論 兵庫県サッカー協会元幹部が差別的発言、協会は処分せず

2020/09/18 18:35

 兵庫県サッカー協会元事務局長の男性が、在日コリアンらでつくる県朝鮮サッカー協会の関係者に差別的な発言をしていたことが18日、明らかになった。男性は事務局長を辞任したが、県サッカー協会は処分を科さなかった。 関連ニュース 焼肉店でごみ箱への小便止められ親娘で暴行 飲酒運転止める妻を車でひく 38歳の夫逮捕 カースト制度の最下層出身 日本で研修生活送る女性が抱く夢

 県サッカー協会などによると今年3月上旬、元事務局長の男性が同協会幹部と神戸市内の飲食店を訪れた際、居合わせた県朝鮮サッカー協会の幹部と口論になり「朝鮮、かかってこいや」などと差別的な発言をしたという。
 県朝鮮サッカー協会から抗議を受けた県サッカー協会は臨時総会を開き、事実を確認した。男性は当時酒に酔っており、発言を認めた一方、「個人的な意見でしかない」などと謝罪は拒否。県サッカー協会も男性が7月に辞任していることなどから処分しなかった。同協会は取材に対し、「何らかの対応を検討中」としている。

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