メルカリで互助会チケット転売 市職員を減給処分 加古川

2020/09/24 16:09

加古川市役所=加古川市加古川町北在家

 兵庫県加古川市の20代女性職員が、市職員互助会からあっせんされた姫路セントラルパーク(姫路市)の前売り入園券を、インターネットのフリーマーケットアプリ「メルカリ」で転売した問題で、加古川市は24日、女性職員を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にした。 関連ニュース 市職員の互助会チケット、メルカリで転売 同一出品者何度も 職員互助会チケットのメルカリ転売 出品者は20代女性職員「いけないと分かっていた」 大卒を隠し「高卒」と学歴詐称し採用試験に合格 市職員を懲戒免職

 市によると、互助会は福利厚生のため、通常の大人1枚3600円を1500円で販売。女性職員は2019、20年度に計20枚を6万4750円で転売した。
 さらに市人事課の聞き取りに対し、18、19年に、互助会が販売したそれぞれ別のテーマパークの入場チケットを、計8枚転売していたことを告白。姫路セントラルパークを含め計28枚を売り、3万3274円の利益を得ていたという。
 市は管理監督責任のあった職員5人を口頭で厳重注意した。岡田康裕市長は「公務員としてあるまじき行為であり、市民の皆さまに心からおわびする」とコメントした。
 懲戒処分のうち、減給は免職、停職に次いで重いという。(斉藤正志)

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