神戸市が「副業人材」40人募集 広報業務、オンラインで委託
2020/09/25 06:30
神戸市役所=神戸市中央区
神戸市は、民間企業の社員やフリーランスを対象に、オンラインで市の広報業務を委託する「副業人材」を約40人募集する。高度な技能や知識を持った全国の人材に業務を担ってもらう狙い。自治体が副業人材を数十人規模で募集するのは全国的にも珍しい。(長谷部崇)
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業務内容は、市民に分かりやすいホームページの点検(7人程度)▽SNS(会員制交流サイト)や広報紙での記事制作(同)▽動画の企画・写真などの撮影(16人程度)▽SNS広告のバナーデザインの制作など(10人程度)。
同市は専門知識や技術を持つ人材の登用に力を入れており、8月時点で民間人材の有期雇用は65人。一方、今回は「職員」ではなく「請け負い」の形を取る。
久元喜造市長は「テレワークの拡大などで、副業という働き方が持つ価値も変化してきている。ウィズコロナの時代に合った新しい働き方を提案したい」とした。神戸市への移住につなげてもらうことも考えるという。
報酬は、ホームページの点検で月1万円程度、動画の企画は月10万円程度。勤務時間は月数時間から。面接もオンラインで行い、業務開始は11月からの予定。申し込みは専用サイトから。