藤井二冠ら封じ手、2250万円で落札確定 王位戦3局分オークション

2020/09/25 18:00

藤井聡太棋聖

 将棋の藤井聡太二冠(18)が、最年少で王位と八段昇段を達成した第61期王位戦7番勝負(神戸新聞社主催)で使われた封じ手用紙のオークションについて、日本将棋連盟は25日、すべての落札者から入金があったと発表した。3局分の合計で2250万2千円の落札価格が確定した。 関連ニュース 藤井二冠の偉業、書籍で紹介 関連本売れ行き好調 藤井の「封じ手」1500万円 破格の入札額、救援金に 藤井二冠封じ手、最高1500万円 王位戦3局分オークション入札終了

 封じ手用紙の販売は、今年7月に豪雨被害に遭った九州の被災地を支援するため、前王位の木村一基九段(47)が発案し、同連盟がオークションサイト「ヤフオク!」に出品。第2~第4局の3局分が、200万1千円~1500万円で落札された。最高額は藤井二冠が封じた第4局だった。
 藤井二冠は「復興が一日でも早く進むことを心より願っています」、木村九段は「落札や応募をしていただいた皆さまに厚くお礼申し上げます」とコメントした。収益は、西日本新聞民生事業団か日本赤十字社に寄付される。(井原尚基)

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