酒気帯び運転疑いの機動隊員、懲戒免職 居酒屋など5軒はしご
2020/09/25 18:51
兵庫県警察本部=神戸市中央区
兵庫県警は25日、8月末に酒気帯び運転の疑いで逮捕された機動隊員の巡査(24)を懲戒免職処分とした。同巡査は逮捕直前、車を電柱にぶつける事故を起こしていた。
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県警によると巡査は8月25日午後8時ごろ、知人と食事をするため、神戸市須磨区の寮から同市長田区までマイカーを運転し、さらに同僚と合流するため車で同市須磨区へ。一晩で計5軒の居酒屋やスナックで飲酒したという。
その後同僚に促され、一度はタクシーで寮に帰ったが、再び外出し、タクシーでマイカーを止めてあるコインパーキングまで移動。そこから自分で運転し、26日午前3時20分ごろ、約4キロ先の同市兵庫区荒田町2で事故を起こした。当時、基準値を超える呼気1リットル当たり0・55ミリグラムのアルコールが検出された。
巡査は調べに「車を置いたままにしておくと駐車料金がかかる。後日取りに行くのも面倒だった」と説明しているという。
県警の蓮井賢一監察官室長は「警察官としてあるまじき行為で厳正に処分した。県民の皆さまには深くおわび申し上げる。職務倫理の教養を徹底し、信頼確保に一層努める」とした。