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 神戸市が須磨区西須磨地区で建設を進める都市計画道路「須磨多聞線」を巡り、反対する地域住民らが1日、整備工事への公金支出は違法などとした住民監査請求書を市監査委員会に提出した。請求人数は528人。

 同線は須磨-垂水区を結ぶ全長約7キロで、同地区では山陽電鉄線路を高架橋でまたぐ約520メートルの計画。環境悪化や地域分断などを懸念する住民が申し立てた第1次調停は15年間に及んだ末、市が打ち切った。2018年の再調停に市は応じず、今年3月から歩道整備工事を先行して始めた。

 請求によると、渋滞緩和を目的とした同線の都市計画決定について、交通量の将来予測に事実誤認があるなどとして決定自体が違法と主張。詳細設計や歩道工事の関連費用計約1億8千万円のうち、既に支出した金額の返還と、今後の支払い取りやめを求めている。

 住民らは監査結果次第では、住民訴訟への移行も視野に入れているという。(金 旻革)

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